腹部超音波検査
肝臓、胆のう、膵臓、脾臓、腎臓、膀胱、前立腺、子宮、卵巣などの病気の検査ができます。
腫瘍やポリープ、結石、炎症などは、周囲の正常組織の組成と異なります。 超音波画像上、病変部と正常な組織とでは微妙な違いが生じます。その違いを手掛かりに診断をします。
腫瘍があった場合には、その大きさや深達度(どのくらいの深さまで達しているか)、遠隔転移の有無を 調べることができます。
健診を契機に見つかる病気として多いのは、脂肪肝、肝血管腫、肝のう胞、胆石症、腎結石、腎のう胞、腎奇形、子宮筋腫、卵巣嚢腫などです。ときに膀胱腫瘍もみつかります。
ウイルスが原因の慢性肝炎(B型肝炎、C型肝炎)や非アルコール性脂肪肝は、肝硬変や肝臓がんに移行する可能性があるといわれています。 これらの患者様には、早期の変化をとらえるため定期的に腹部超音波検査を施行させていただいています。